KIDS
■運動能力向上
カポエイラは、「俊敏性」「巧緻性」「柔軟性」「筋力」等の子どもの発育発達を促す多様な体力要素が必要となります。また、相手と動きを合わせていく「反射」や「調整力」も必要です。近年、自分の意志で動きをコントロールできない子どもたちの顔面負傷や転倒等が学校では問題になっておりますが、カポエイラでは、腕を床につく動きや左右に踏み出すステップが繰り返され、背中の筋力も必要となるため、継続することで顔面負傷・転倒の防止や姿勢改善にも効果が期待できます。
■コミュニケーション能力育成
また、仲間と向かい合って動くという、日常ではなかなか体験できない距離感でコミュニケーションをとり続けるので、相手を思いやる気持ちや、自分から動き出す姿勢が必要となり、協調性や主体性、状況把握力等の社会的スキルの向上にも役立ちます。
■生きる力の育成
現行の学習指導要領は「知・徳・体」の学びのバランスを図ることが重視されています。特に知識習得型の学習だけでなく、他者をはじめとする様々な環境との関わりがより一層重視され、「体育」や「道徳」を通じた「生きる力」の育成が求められています。
現在話題になっている体験を通した学びの機会としても、カポエイラを通したコミュニケーションや主体的な新しい価値観への気づきなどは、子どもの生きる力を育む一助となると考えています。